ずいぶん前の食育のすすめ通信記事が出てきた。
その中の記事の一つの記事です。
こちらには掲載していませんが、アメリカの研究やロシア(ゴルバチョフ大統領時代)でも
食がいかに大切か・・・という研究はされており
学力にも影響を与えることが研究結果でしっかりデータも出ている。
改めて食の大切さを感じさせられます。
今から何年前のことでしょうか。
弊社の石臼挽き黒棒の開発動機もこういった研究データがきっかけだったことを思い出します。
この黒棒ができたのは、平成15年頃になります。
当時私は、食育について勉強していた時に面白い話を知ることになりました。
マクガバン・レポート内の『栄養素と学力の連鎖』についてです。
皆さん、ご存知でしょうか。
栄養素が精神面、学力に影響を及ぼすというお話。
1979年から4年間にわたり、ニューヨークの100万人の児童を対象に、『栄養素と学力の連鎖』に関する調査が行われました。
その時 下記のようなデータを拝見しました。
1年目⇒ 飽和脂肪酸・白砂糖を減らして食物繊維の多いパンに変えた。
(学力平均点:39点→47点へ8点UP)
2年目⇒ 合成甘味料・合成着色料を減らして加工食品をなくした。
(学力平均点:47点→51点へ4点UP)
3年目⇒ 1年目・2年目と同条件
学力平均点:変化せず 51点のまま
4年目⇒ 合成保存料を添加した加工食品をなくす。
(学力平均点:51点→55点へ4点UP)
この マクガバン・レポート により、2年後に栄養素は『精神面、学力』にどういう関連性があるかという調査が発表されました。
まず、ニューヨークの100万人の児童を対象に1年目に飽和脂肪酸と白砂糖を減らすという実験を実施し致しました。
白砂糖は、食べると血糖値を高めてしまう性質があり、白砂糖の成分を体内で分解するのにビタミンなどが大量に奪われてしまう為、多くのその他栄養素を摂取しなければ、栄養不足になりやすいといわれいてます。
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昔 ロシアでゴルバチョフ大統領がペレストロイカを進めた当時、ロシアではライ麦 黒パン以外は売ってはいけないという法律がありました。
極寒の地なので、栄養学がとても重要視されていたのです。
このマクガバン・レポート内に含まれる繊維質の多いパン=黒パンは、胚芽入りのパンで、胚芽には、ビタミン、ミネラルが豊富だということと、
これに切り替えただけで平均学力ポイントが8ポイントも上昇したこと等を知りました。
こういった栄養素と学力の結びつきや、身体への栄養を学び、
胚芽入りのお菓子を作ろうと思った結果
小麦を石臼で挽くことにより、栄養素が高い部分(胚芽・ふすま)に含まれる『ミネラル、ビタミン等』の栄養価を損なわずに作ることが可能と知り、さらにロシアの黒パンと同じような成分でできるお菓子を調査した結果、
九州の昔ながらのお菓子。黒棒が適しているとわかり、この『石臼挽き黒棒』が誕生しました。
是非 機会があれば一度ご賞味ください(*^_^*)